強烈な意志、強烈な熱意、こうありたいという強烈な願望というものが伴ったときに、初めて物事というのは成就するんだと思います。
(引用)
誰にも負けない努力 仕事を伸ばすリーダーシップ、稲盛和夫著、PHP研究所、2019年、190
本書は、稲盛氏が社内外の主にリーダーに向けて話し続けてきたものをまとめたものである。
稲盛氏によれば、素晴らしいリーダーとは、
まずは、潜在意識に透徹するほどの、強く持続した願望を持つこと。
そして、自分の周囲にいる人たちに目標をはっきり指し示し、自分がシミュレーションしたことを集団の全員に説明して、それが成功するのだということを信じ込ませる雰囲気をつくることだと説いている。
稲盛氏は、自身が影響を受けた中村天風の考えかたを踏襲しつつ、リーダーのあるべき姿を確立した。
中には、物事がうまくいかなかったとき、周りの人のせいにして、誹謗中傷だけを繰り返すリーダーがいる。
中には、進むべきビジョンを示さず、組織に無関心なリーダーがいる。
中には、部下と意思疎通を図らず、組織のモチベーションをあげないリーダーがいる。
そんなリーダーに、人はついてくるだろうか。
いや、そんなリーダーには、誰もついていかない。
経営破綻したJALまで復活させた稲盛さんが確立した哲学は、どのような組織、どのような立場、そして、どのような仕事をしていても共通するものがあり、大いに参考になる。
誰しも、仕事を進めていく上で、大きな壁が立ちはだかり、それを乗り越えていけるか不安になる。
よく、人は言う。
仕事は、自己実現である、と。
しかし、仕事は、社会を創造することにもつながる。
よりよい社会を創るためには、そのビジョンを描けるリーダーが必要だ。
稲盛氏は、自身の哲学で、とてつもなく大きな壁を乗り越えた。
自問してみるといい。
いま、現実に私たちの前に立ちはだかる壁は、JALを復活させた稲盛氏が経験した壁より高いものであろうか。
いや、そんなことはないはずである。
そうすれば、自分の抱えている課題も小さく見えてくる。
稲盛氏からは、リーダーシップのあり方と同時に、勇気を持つことの大切さも教えていただいたように思う。
私の尊敬する稲盛和夫さんに、あらためて感謝したい。
2019年3月20日水曜日
2019年3月13日水曜日
思い込み
人の心にしみついた根拠のない思い込み。これが一番怖いんですね。
宮城県名取市 資料館「閖上の記憶」 語り部 渡辺成一さん
(引用)
日本経済新聞朝刊、平成31年3月11日朝刊、「春秋」欄
東日本大震災の発生から8年が経過した。
あっという間の8年だった。
しかし、被災者の方からすれば長い8年だったことだろう。
そして、今でも避難生活を余儀なくされてみえるかたも大勢いる。
本当にあの震災があって、津波があって、原発事故があったのだろうか。
8年という時が流れ、一番怖いのは、その事実が風化されていくことだろう。
風化させないために、渡辺さんのような語り部は、震災の怖さ、恐ろしさを伝承するうえで欠かせない。
東日本大震災発生当時、私も被災地支援のため、幾度となく、東日本を訪れた。
しかし、訪れることのできなかった土地が二つある。一つは福島。そしてもう一つは、閖上だ。
福島県は、当時、原発事故の関係で、立ち入りが制限されていた。
かつて研修で知り合った仲間が浪江町に住んでいた。
しかし、当時の福島の状況があまりに凄惨で、連絡も取れずにいた。
昨夏、私は、御縁をいただき、福島の地を訪れることができた。
いわき市から入り、第一原子力発電所の近くを通り、浪江町へと進んだ。
第一原子力発電所近くのバスからの車窓は、どの家の前にも厳重にグレーの大きな柵がしてあった。
自分の家なのに帰れない。
未だに復興途中であることを痛感させられた。
浪江町役場で研修仲間のことを聞いてみた。
残念ながらお会いできなかったが、彼女は、結婚して子供もいて、そして浪江町に戻ってきていた。
そのことを伺い、福島に一筋の希望の光が見えた気がした。
もう一つの場所が閖上だ。
訪れることができなかった。
いや、正確に言えば、閖上も訪れた。
つまり、閖上まで行ったのだが、その先が立ち入り禁止区域になっていて、警察官が通行止めを行っており、進むことが許されなかった。
その閖上を訪れる直前のこと。
私は、宮城県七ヶ浜町でボランティア活動をしていた。
その時に、偶然、閖上のかまぼこ工場で働いていたという女性と同じボランティアグループになった。
彼女は、東日本大震災直後、働いていた工場が流されたが、何とか自分自身も高台に逃げ込み、一命を取り留めた。
しかし、震災によって、失うものも多く、その後、彼女は、引きこもりになってしまう。
私がボランティアに参加したのは、震災発生から4か月後の夏。
ちょうどそのころ、彼女も精神的に落ち着き、自分自身を変えようとしてボランティア活動に参加したそうだ。
昨今、私たちの住む東海地方では、南海トラフ地震の発生が叫ばれている。
実際に発生すると、その被害状況は、東日本大震災より上回る可能性が高い。
何気ない日々の生活を送り、ありふれた幸せすら気づかないときがある。
しかし、大震災によって、人々の生活、そして考え方が一変する。
東日本大震災での経験は、私にそのようなことを教えてくれた。
天災は忘れたころにやってくる
もし、いま、南海トラフ地震が発生したら、
そのとき、「自分や家族だけは被災しない」と思い込んでいた自分を責めることになるだろう。
そうならないために、いま、できること。
日常の何気ない生活が送れ、自分の周りにいてくれる人たちに感謝し、大規模災害にも備える暮らしをしなければならない。
冒頭の渡辺さんのコメントを聞いて、ふと、そんなことを感じた。
宮城県名取市 資料館「閖上の記憶」 語り部 渡辺成一さん
(引用)
日本経済新聞朝刊、平成31年3月11日朝刊、「春秋」欄
東日本大震災の発生から8年が経過した。
あっという間の8年だった。
しかし、被災者の方からすれば長い8年だったことだろう。
そして、今でも避難生活を余儀なくされてみえるかたも大勢いる。
本当にあの震災があって、津波があって、原発事故があったのだろうか。
8年という時が流れ、一番怖いのは、その事実が風化されていくことだろう。
風化させないために、渡辺さんのような語り部は、震災の怖さ、恐ろしさを伝承するうえで欠かせない。
東日本大震災発生当時、私も被災地支援のため、幾度となく、東日本を訪れた。
しかし、訪れることのできなかった土地が二つある。一つは福島。そしてもう一つは、閖上だ。
福島県は、当時、原発事故の関係で、立ち入りが制限されていた。
かつて研修で知り合った仲間が浪江町に住んでいた。
しかし、当時の福島の状況があまりに凄惨で、連絡も取れずにいた。
昨夏、私は、御縁をいただき、福島の地を訪れることができた。
いわき市から入り、第一原子力発電所の近くを通り、浪江町へと進んだ。
第一原子力発電所近くのバスからの車窓は、どの家の前にも厳重にグレーの大きな柵がしてあった。
自分の家なのに帰れない。
未だに復興途中であることを痛感させられた。
浪江町役場で研修仲間のことを聞いてみた。
残念ながらお会いできなかったが、彼女は、結婚して子供もいて、そして浪江町に戻ってきていた。
そのことを伺い、福島に一筋の希望の光が見えた気がした。
もう一つの場所が閖上だ。
訪れることができなかった。
いや、正確に言えば、閖上も訪れた。
つまり、閖上まで行ったのだが、その先が立ち入り禁止区域になっていて、警察官が通行止めを行っており、進むことが許されなかった。
その閖上を訪れる直前のこと。
私は、宮城県七ヶ浜町でボランティア活動をしていた。
その時に、偶然、閖上のかまぼこ工場で働いていたという女性と同じボランティアグループになった。
彼女は、東日本大震災直後、働いていた工場が流されたが、何とか自分自身も高台に逃げ込み、一命を取り留めた。
しかし、震災によって、失うものも多く、その後、彼女は、引きこもりになってしまう。
私がボランティアに参加したのは、震災発生から4か月後の夏。
ちょうどそのころ、彼女も精神的に落ち着き、自分自身を変えようとしてボランティア活動に参加したそうだ。
昨今、私たちの住む東海地方では、南海トラフ地震の発生が叫ばれている。
実際に発生すると、その被害状況は、東日本大震災より上回る可能性が高い。
何気ない日々の生活を送り、ありふれた幸せすら気づかないときがある。
しかし、大震災によって、人々の生活、そして考え方が一変する。
東日本大震災での経験は、私にそのようなことを教えてくれた。
天災は忘れたころにやってくる
もし、いま、南海トラフ地震が発生したら、
そのとき、「自分や家族だけは被災しない」と思い込んでいた自分を責めることになるだろう。
そうならないために、いま、できること。
日常の何気ない生活が送れ、自分の周りにいてくれる人たちに感謝し、大規模災害にも備える暮らしをしなければならない。
冒頭の渡辺さんのコメントを聞いて、ふと、そんなことを感じた。
2019年3月10日日曜日
AIM
A=Audience(聴衆):どんな属性の人に伝えるのか
I=Intent(目的):伝えることによって相手に何をしてほしいのか
M=Message(メッセージ):どんなメッセージを伝えてれば相手は行動してくれるのか
(引用)
スタンフォードでいちばん人気の授業、佐藤智恵、幻冬舎、2017年、265
AIMとは、ダートマス大学のメアリー・マンター名誉教授らが紹介したフレームワークだ。
このAIMは、今後、人とコミュニケーションをはかる際に意識したい。
このことについて、自分なりに解釈してみたい。
まず、A。それは、誰を相手に話すかということだ。
相手は単数か、それとも複数か。相手の年齢は、どこに住んでいるのか。
そして、忘れていけないのは、相手は「何が知りたくて私の話を聞きたいのか」
ではないだろうか。
次にI。なぜ、これを伝えなければならないのか。また、伝えることによって相手に何をしてほしいかである。
このことを明確にしなければ、相手に伝わらない。
そして最後にM。一番気を遣う部分である。また、多くの人は、このMに力点を置く。
相手に行動を起こしてもらうためには、ウィンウィンによるメッセージの構築を考えなければならない。
しかし、常にウィンウィンによるメッセージが構築できるわけではない。
中には、こちら側の一方的な理由で事業を廃止させ、住民の理解を得る場面も想定される。そのとき、相手側のウィンが見いだせないときがある。しかし、事業を廃止して、相手方にどのようなメリットがあるのかを執拗に探さなければならない。
そうしなければ、相手は動かない。
時として、人とのコミュニケーションは難しい。
意思疎通が図れないときもある。
しかし、このAIMを意識することによって、「伝える力」そして「相手が行動してくれる力」が芽生えてくる。
コミュニケーションを必要とする場は、仕事上ではもちろん、日々の生活にも数えきれないほどある。
相手は誰か。なぜ伝えなければならないか。そしえ、相手にどのように行動してほしいか。
常に意識しようと思う。
I=Intent(目的):伝えることによって相手に何をしてほしいのか
M=Message(メッセージ):どんなメッセージを伝えてれば相手は行動してくれるのか
(引用)
スタンフォードでいちばん人気の授業、佐藤智恵、幻冬舎、2017年、265
AIMとは、ダートマス大学のメアリー・マンター名誉教授らが紹介したフレームワークだ。
このAIMは、今後、人とコミュニケーションをはかる際に意識したい。
このことについて、自分なりに解釈してみたい。
まず、A。それは、誰を相手に話すかということだ。
相手は単数か、それとも複数か。相手の年齢は、どこに住んでいるのか。
そして、忘れていけないのは、相手は「何が知りたくて私の話を聞きたいのか」
ではないだろうか。
次にI。なぜ、これを伝えなければならないのか。また、伝えることによって相手に何をしてほしいかである。
このことを明確にしなければ、相手に伝わらない。
そして最後にM。一番気を遣う部分である。また、多くの人は、このMに力点を置く。
相手に行動を起こしてもらうためには、ウィンウィンによるメッセージの構築を考えなければならない。
しかし、常にウィンウィンによるメッセージが構築できるわけではない。
中には、こちら側の一方的な理由で事業を廃止させ、住民の理解を得る場面も想定される。そのとき、相手側のウィンが見いだせないときがある。しかし、事業を廃止して、相手方にどのようなメリットがあるのかを執拗に探さなければならない。
そうしなければ、相手は動かない。
時として、人とのコミュニケーションは難しい。
意思疎通が図れないときもある。
しかし、このAIMを意識することによって、「伝える力」そして「相手が行動してくれる力」が芽生えてくる。
コミュニケーションを必要とする場は、仕事上ではもちろん、日々の生活にも数えきれないほどある。
相手は誰か。なぜ伝えなければならないか。そしえ、相手にどのように行動してほしいか。
常に意識しようと思う。
10箇条
1 自らが高潔な人物になることから始める
2 尊敬を得られることに投資する
3 周りの人を啓発する
4 達成したい目標を明確にする
5 共通の夢を形成する
6 全社員に情報を共有する
7 建設的な意見の相違を尊重する
8 謙虚にふるまう
9 ウィンウィンとなる交渉をする
10 信頼できる人を見極め、10箇条を注意深く実行する
(引用)
スタンフォードでいちばん人気の授業、佐藤智恵、幻冬舎、2017年、186-187
ジェットブルー航空は、アメリカのLCC航空会社であり、「北米エアライン顧客満足調査」1位の常連である。
インターネット検索をしてみても「ジェットブルー航空の神対応」ということで、多くの事例が紹介されている。
社員一人ひとりにホスピタリティ精神があったからこそ、ジェットブルー航空は、競争が激化しているアメリカの航空業界で生き残り、勝ち進んできた。
なぜ、ジェットブルー航空は、他社と差別化を図り、ホスピタリティ精神に満ち溢れているのだろうか。
これは、創業者のデビッド・ニールマン氏とスタンフォード大学経営大学院でジェットブルー航空の取締役を務めるピーターソン教授が築き上げた社風によるところが大きい。
では、どのように社風を築き上げたのだろう。
これは、デビッド・ニールマン氏らが前述の10箇条を実践してきたからにほかならない。
その10箇条の核には、「人間性」がある。
3月24日は、ホスピタリティの日である。
人にあたたかな会社は、これからも継続し続ける。
そのために、この10箇条を意識していこう。
3月の静かな雨が降る休日に、そんなことを思った。
2 尊敬を得られることに投資する
3 周りの人を啓発する
4 達成したい目標を明確にする
5 共通の夢を形成する
6 全社員に情報を共有する
7 建設的な意見の相違を尊重する
8 謙虚にふるまう
9 ウィンウィンとなる交渉をする
10 信頼できる人を見極め、10箇条を注意深く実行する
(引用)
スタンフォードでいちばん人気の授業、佐藤智恵、幻冬舎、2017年、186-187
ジェットブルー航空は、アメリカのLCC航空会社であり、「北米エアライン顧客満足調査」1位の常連である。
インターネット検索をしてみても「ジェットブルー航空の神対応」ということで、多くの事例が紹介されている。
社員一人ひとりにホスピタリティ精神があったからこそ、ジェットブルー航空は、競争が激化しているアメリカの航空業界で生き残り、勝ち進んできた。
なぜ、ジェットブルー航空は、他社と差別化を図り、ホスピタリティ精神に満ち溢れているのだろうか。
これは、創業者のデビッド・ニールマン氏とスタンフォード大学経営大学院でジェットブルー航空の取締役を務めるピーターソン教授が築き上げた社風によるところが大きい。
では、どのように社風を築き上げたのだろう。
これは、デビッド・ニールマン氏らが前述の10箇条を実践してきたからにほかならない。
その10箇条の核には、「人間性」がある。
3月24日は、ホスピタリティの日である。
人にあたたかな会社は、これからも継続し続ける。
そのために、この10箇条を意識していこう。
3月の静かな雨が降る休日に、そんなことを思った。
2019年2月10日日曜日
共生とは
共生とは、同じ地域に暮らす日本人と外国人が、共に支え生きていくことだ。外国人を「支援される側」から「支援する側」に変えることが重要である。
Vivaおかざき‼代表 長尾晴香
(引用)日本経済新聞 2019.2.6付 「私見卓見」欄
愛知県岡崎市には、1万人強の外国人が住む。市民の40人弱に1人は外国人であるという。
長尾氏は、外国人との共生する必要性を唱え、災害時の戦力にしようと取り組んでいる。
まず、外国人と共生するためには何が必要であろう。
具体的な行政サービスとしては、行政情報の多言語対応や日本語の学習支援などの取り組みが進んでいる一方、生活関連支援では、遅れが目立っているといわれている。そのため、外国人が安心して生活を送れるよう、行政の支援策を充実していくことが求められる。
しかし、真に外国人が生活していくためには、行政サービスのみでは対応できない。神戸市が外国人にとって人気あるとのことだが、その背景には、外国人が「ガイジン扱い」されないという風土が醸成されているからではないだろうか。
ノーマライゼーションという言葉がある。これは、1950年代、デンマークの知的障がい者収容施設における多くの人権侵害に対する改革の理念として誕生したといわれている。
障がいを持たれるかたや外国人などを排除する考えを持った社会は、弱っていくだろう。一方、国や文化、老若男女や障がい者、そして外国人であることを問わない社会は、人口減少社会において、ますます強くなっていくことだろう。
「そこに住むみんながまちの構成員であり、一人ひとりがかけがえのない、必要とされる貴重な人的資源である。」
長尾氏の投稿を拝読し、より一層、行政と住民が一体となって、外国のかたなどと共生していくための取り組みを進めていかなければならないと感じた。
Vivaおかざき‼代表 長尾晴香
(引用)日本経済新聞 2019.2.6付 「私見卓見」欄
愛知県岡崎市には、1万人強の外国人が住む。市民の40人弱に1人は外国人であるという。
長尾氏は、外国人との共生する必要性を唱え、災害時の戦力にしようと取り組んでいる。
まず、外国人と共生するためには何が必要であろう。
具体的な行政サービスとしては、行政情報の多言語対応や日本語の学習支援などの取り組みが進んでいる一方、生活関連支援では、遅れが目立っているといわれている。そのため、外国人が安心して生活を送れるよう、行政の支援策を充実していくことが求められる。
しかし、真に外国人が生活していくためには、行政サービスのみでは対応できない。神戸市が外国人にとって人気あるとのことだが、その背景には、外国人が「ガイジン扱い」されないという風土が醸成されているからではないだろうか。
ノーマライゼーションという言葉がある。これは、1950年代、デンマークの知的障がい者収容施設における多くの人権侵害に対する改革の理念として誕生したといわれている。
障がいを持たれるかたや外国人などを排除する考えを持った社会は、弱っていくだろう。一方、国や文化、老若男女や障がい者、そして外国人であることを問わない社会は、人口減少社会において、ますます強くなっていくことだろう。
「そこに住むみんながまちの構成員であり、一人ひとりがかけがえのない、必要とされる貴重な人的資源である。」
長尾氏の投稿を拝読し、より一層、行政と住民が一体となって、外国のかたなどと共生していくための取り組みを進めていかなければならないと感じた。
2019年2月2日土曜日
やってみせる
変えるには、まず「やってみせる」のがいちばん早い。
(引用)
福岡市を経営する、高島宗一郎著、ダイヤモンド社、2018年、227
私もこの言葉に同感だ。
何かに挑戦して失敗することより、何もしないことのリスクのほうが大きい。
近年、AI、IOT、シンギュラリティという言葉が躍る。
それに対応していくには、迅速な政策決定がなされ、実行されること。そして、動ける人材を育成していくことではないだろうか。
私は、「すべての仕事は、社会貢献につながる。」と考える。
一人ひとりが選んだ仕事をすること。高島市長の言葉を借りれば、「自分の命は役割があるところに導かれる」ということであろう。
そして、それぞれが仕事をし、役割を果たして”与える”ことにより、"受ける"側が恩恵を受け、社会が成り立ち、成長していく。
また、私は、「すべての仕事は、究極の自己実現でもある。」と考える。
かの「マネジメントの父」といわれたピーター・ドラッカーは、13歳のとき、牧師の先生から「きみは何によって憶えられたいか」と尋ねられたという。
まさに、自分は、どのような仕事をし、どのような功績を残したのか。それは、究極の自己実現であろう。
松下幸之助氏も次のように言われる。
「何事も絶対に成功するという確証など得られるはずがないので、しばしば人は、事前にあれこれ考え、悩みすぎて動けなくなってしまいます。まず、やってみる。そして行動しつつ考える。そうすれば、結果がついてきます」と。
(松下幸之助著、強運を引き寄せる言葉より)
これからいくら技術が進歩し、社会構造が大きく変貌を遂げても、不変的な考え方ではないだろうか。
まず、動く、そして、行動しながら考えることは、いつの時代においても、人間しかできない。
高島市長も「動いた」からこそ、福岡市は、新しいビジネスを生み出すスタートアップに力を入れて、現在4年連続での開業率7%台を叩き出す。また、政令指定都市で唯一、税収が5年連続過去最高を更新し、人口増加率も東京を抜いて1位となった。
自己実現、そして、社会へ貢献することは、いつも「動く」ことから始まる。
(引用)
福岡市を経営する、高島宗一郎著、ダイヤモンド社、2018年、227
私もこの言葉に同感だ。
何かに挑戦して失敗することより、何もしないことのリスクのほうが大きい。
近年、AI、IOT、シンギュラリティという言葉が躍る。
それに対応していくには、迅速な政策決定がなされ、実行されること。そして、動ける人材を育成していくことではないだろうか。
私は、「すべての仕事は、社会貢献につながる。」と考える。
一人ひとりが選んだ仕事をすること。高島市長の言葉を借りれば、「自分の命は役割があるところに導かれる」ということであろう。
そして、それぞれが仕事をし、役割を果たして”与える”ことにより、"受ける"側が恩恵を受け、社会が成り立ち、成長していく。
また、私は、「すべての仕事は、究極の自己実現でもある。」と考える。
かの「マネジメントの父」といわれたピーター・ドラッカーは、13歳のとき、牧師の先生から「きみは何によって憶えられたいか」と尋ねられたという。
まさに、自分は、どのような仕事をし、どのような功績を残したのか。それは、究極の自己実現であろう。
松下幸之助氏も次のように言われる。
「何事も絶対に成功するという確証など得られるはずがないので、しばしば人は、事前にあれこれ考え、悩みすぎて動けなくなってしまいます。まず、やってみる。そして行動しつつ考える。そうすれば、結果がついてきます」と。
(松下幸之助著、強運を引き寄せる言葉より)
これからいくら技術が進歩し、社会構造が大きく変貌を遂げても、不変的な考え方ではないだろうか。
まず、動く、そして、行動しながら考えることは、いつの時代においても、人間しかできない。
高島市長も「動いた」からこそ、福岡市は、新しいビジネスを生み出すスタートアップに力を入れて、現在4年連続での開業率7%台を叩き出す。また、政令指定都市で唯一、税収が5年連続過去最高を更新し、人口増加率も東京を抜いて1位となった。
自己実現、そして、社会へ貢献することは、いつも「動く」ことから始まる。
リーダーしかできないこと
「決める」というのは、リーダーしかできないことです。
(中略)
私の決断や市の決定を、きちんと市民の皆さんに伝えること。できる限り誤解のないように伝えて、納得していただくこと。これは行政としての大切な役割です。
(引用)
福岡市を経営する、高島宗一郎著、ダイヤモンド社、2018年、78-79
これは、行政に限らず、どの組織でもいえることではないだろうか。
ただ、誤解してはいけないことは、全てがトップダウンではない。
様々な情報を集め、分析し、今後の方針案を取り纏める。
そして、このような施策をしたいと上司にお伺いを立てるボトムアップも大切である。
あくまでも、「決める」のはトップということだ。
それぞれ組織には役割がある。
行政でいえば、「伝えること」が大きな役割である。
高島氏は、アナウンサー出身の福岡市長ということもあり、分かりやすく伝えることにこだわる。
「広報戦略」という言葉がある。
かつて、私も広報部署に配属されたことがあるが、私は広報には、次の3つの役割があると考える。
一つ目は、自治体が行う政策を市民のみならず、市外にも発信する役割である。
自分たちのまちの魅力を発信する。それにより、観光や企業誘致などにつながる。そして、そのことが持続可能な社会を創ることにもつながると思う。
これは、シティプロモーション的な考え方であろう。
二つ目は、市民とコミュニケーションを図り、信頼関係を築く役割である。
かつてから、多くの自治体の広報は広聴機能も有しており、広く市民の声を積極的に聴こうという姿勢が見受けられている。現代でいえば、広聴機能の代表格は、双方向のやり取りが可能なSNSであろうか。
これは、シビックプライド的な考え方でもあろう。
シビックプライドとは、その名のとおり、市民が自分たちのまちに誇りを持つことである。そして、市民が主体的に動き、自分たちのまちを良くしていこうとすることも、シビックプライドの概念に含まれる。さらには、そのまちの構成員である事業所も住民と一体となって、まちを創造していく事例もある。
行政が総合計画などで描く未来の姿(VISION)を共有できているからこそ、住民たちが自分たちのまちに愛着を持ち、そして自発的に良くしようとするシビックプライドが醸成されていくのではないだろうか。
三つめは、危機管理的なものである。
これは、危機管理広報と言われるものである。とりわけ、危機管理広報のうち、クライシス・コミュニケーションは、重要である。
以上、三つの要素を踏まえ、各自治体は、広報戦略を立てていく必要がある。
高島市長は、特に危機発生時にSNSを使うことに積極的だ。
「広報の顔」が見えるからこそ、その情報を欲する人たちに届き、よく伝わっていく。
私は、防災部署にも配属されたことがある。
その際、危機管理時に情報を発信する際に気をつけることは、いかに迅速に、いかに的確に、そしていかに簡潔に、ということを学んだ。
「決める」ということ。そして決まったことを「伝える」ということ。
この当たり前の大切さを、改めて、高島市長から学んだ。
(中略)
私の決断や市の決定を、きちんと市民の皆さんに伝えること。できる限り誤解のないように伝えて、納得していただくこと。これは行政としての大切な役割です。
(引用)
福岡市を経営する、高島宗一郎著、ダイヤモンド社、2018年、78-79
これは、行政に限らず、どの組織でもいえることではないだろうか。
ただ、誤解してはいけないことは、全てがトップダウンではない。
様々な情報を集め、分析し、今後の方針案を取り纏める。
そして、このような施策をしたいと上司にお伺いを立てるボトムアップも大切である。
あくまでも、「決める」のはトップということだ。
それぞれ組織には役割がある。
行政でいえば、「伝えること」が大きな役割である。
高島氏は、アナウンサー出身の福岡市長ということもあり、分かりやすく伝えることにこだわる。
「広報戦略」という言葉がある。
かつて、私も広報部署に配属されたことがあるが、私は広報には、次の3つの役割があると考える。
一つ目は、自治体が行う政策を市民のみならず、市外にも発信する役割である。
自分たちのまちの魅力を発信する。それにより、観光や企業誘致などにつながる。そして、そのことが持続可能な社会を創ることにもつながると思う。
これは、シティプロモーション的な考え方であろう。
二つ目は、市民とコミュニケーションを図り、信頼関係を築く役割である。
かつてから、多くの自治体の広報は広聴機能も有しており、広く市民の声を積極的に聴こうという姿勢が見受けられている。現代でいえば、広聴機能の代表格は、双方向のやり取りが可能なSNSであろうか。
これは、シビックプライド的な考え方でもあろう。
シビックプライドとは、その名のとおり、市民が自分たちのまちに誇りを持つことである。そして、市民が主体的に動き、自分たちのまちを良くしていこうとすることも、シビックプライドの概念に含まれる。さらには、そのまちの構成員である事業所も住民と一体となって、まちを創造していく事例もある。
行政が総合計画などで描く未来の姿(VISION)を共有できているからこそ、住民たちが自分たちのまちに愛着を持ち、そして自発的に良くしようとするシビックプライドが醸成されていくのではないだろうか。
三つめは、危機管理的なものである。
これは、危機管理広報と言われるものである。とりわけ、危機管理広報のうち、クライシス・コミュニケーションは、重要である。
以上、三つの要素を踏まえ、各自治体は、広報戦略を立てていく必要がある。
高島市長は、特に危機発生時にSNSを使うことに積極的だ。
「広報の顔」が見えるからこそ、その情報を欲する人たちに届き、よく伝わっていく。
私は、防災部署にも配属されたことがある。
その際、危機管理時に情報を発信する際に気をつけることは、いかに迅速に、いかに的確に、そしていかに簡潔に、ということを学んだ。
「決める」ということ。そして決まったことを「伝える」ということ。
この当たり前の大切さを、改めて、高島市長から学んだ。
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