あなたの才能と世界の需要が交わるところに、あなたの目指すべき目的が存在する。
-アリストテレス-
「本当のブランド理念について語ろう、ジム・ステンゲル著、阪急コミュニケーションズ社、2013年」
この言葉に、ハッとした。
才能が高ければ高いほど、世界の需要の高いところで交わる。
そこに、目的が存在する。その目的とは、「利他」の心か。
当たり前のことなのだが、その当たり前のことを、アリストテレスは、わかりやすく教えてくれる。
この本の著者、ジム・ステンゲルはいう。
「最大限の成長を実現することと、高い理念を貫くこと。この二つの要素は、相容れないものではない。むしろ、切っても切れない関係にある」と。
ブランド理念というのは、企業だけではない。個人しかり、非営利団体しかり。
この本は、ブランド理念という切り口であるが、リーダーシップや企業存続の法則などを教えてくれる。何気なくとった1冊であったが、ビジネスマンなら誰しも、興味深い内容であった。