変えるには、まず「やってみせる」のがいちばん早い。
(引用)
福岡市を経営する、高島宗一郎著、ダイヤモンド社、2018年、227
私もこの言葉に同感だ。
何かに挑戦して失敗することより、何もしないことのリスクのほうが大きい。
近年、AI、IOT、シンギュラリティという言葉が躍る。
それに対応していくには、迅速な政策決定がなされ、実行されること。そして、動ける人材を育成していくことではないだろうか。
私は、「すべての仕事は、社会貢献につながる。」と考える。
一人ひとりが選んだ仕事をすること。高島市長の言葉を借りれば、「自分の命は役割があるところに導かれる」ということであろう。
そして、それぞれが仕事をし、役割を果たして”与える”ことにより、"受ける"側が恩恵を受け、社会が成り立ち、成長していく。
また、私は、「すべての仕事は、究極の自己実現でもある。」と考える。
かの「マネジメントの父」といわれたピーター・ドラッカーは、13歳のとき、牧師の先生から「きみは何によって憶えられたいか」と尋ねられたという。
まさに、自分は、どのような仕事をし、どのような功績を残したのか。それは、究極の自己実現であろう。
松下幸之助氏も次のように言われる。
「何事も絶対に成功するという確証など得られるはずがないので、しばしば人は、事前にあれこれ考え、悩みすぎて動けなくなってしまいます。まず、やってみる。そして行動しつつ考える。そうすれば、結果がついてきます」と。
(松下幸之助著、強運を引き寄せる言葉より)
これからいくら技術が進歩し、社会構造が大きく変貌を遂げても、不変的な考え方ではないだろうか。
まず、動く、そして、行動しながら考えることは、いつの時代においても、人間しかできない。
高島市長も「動いた」からこそ、福岡市は、新しいビジネスを生み出すスタートアップに力を入れて、現在4年連続での開業率7%台を叩き出す。また、政令指定都市で唯一、税収が5年連続過去最高を更新し、人口増加率も東京を抜いて1位となった。
自己実現、そして、社会へ貢献することは、いつも「動く」ことから始まる。