2013年1月27日日曜日

命は時間

先日、長男の授業参観に出た。
その際、先生から「命の授業」の話があった。
命の授業は聖路加病院の日野原重明氏がされてみえる。
その内容を絵本にしたものだ。

その内容をざっというと、次のとおりだ。

心臓は命でない。単なるポンプだ。

では、命とは何か。それは、私たちが持っている時間の証である。

人が望むことは何か。それは平和である。平和というのは、人が与えられた命(時間)を壊されてしまわないことである。

あなたは、人のために時間を使っていますか。

という趣旨であったと思う。

この命の授業の話は、素晴らしいと思い、感銘を受けた。

「命は時間。」このことを忘れないよう胸に刻み、今という一瞬、一瞬を生きていきたい。

この授業は、まだ多くの「命」がある未来を生きる子供たちにも、大きな意味を与えることであろう。


2013年1月25日金曜日

知行合一


先日、WBSを見ていたら、コマツの坂根正弘氏が出ていた。
坂根氏は、学生時代勉強しなかったが、社会に出て一生懸命勉強した。
その人生の振り返りの中で、坂根氏は、この勉強は、知識だけでなく、実践に生かさなければなら何も意味がないと悟った。
その心境に合う言葉を探していたとき、「知行合一(ちこうごういつ)」に出会ったと言われた。

知識は、行動と合わさってひとつになる。
何か行動を起こすとき、初めて身につく。

いくら知識があっても、動かない人がいる。
それでは、何の成果も生み出さない。

走りながら勉強し、さらにパワーを増していく。
赤字転落したコマツを売上高2兆円、世界第2位の建設機械メーカーとしてV字回復させた坂根氏の真髄が、この4字に凝縮されているように感じた。

2013年1月6日日曜日

人間の想像力

「マイクロソフト社の強みはただ一つ、人間の想像力だ」

ニューヨークタイムズ・マガジン社 フレッド・ムーディー記者

(引用)トム・ピーターズの経営破壊、トム・ピーターズ著、平野勇夫(訳)、TBSブリタニカ社、1994年

先ほど、人間の創造力について、記述した。
その後、何気なしにこの本を読んだところ、人間の想像力についての記載があった。

トム・ピーターズによれば、この言葉をスライドにして、セミナーで100回以上見せているという。そして、今でもスクリーンに映し出すたびに髪の毛が逆立つような気分になるそうだ。
実に的を得た、心に残るフレーズだ。

ビル・ゲイツがOSとしてWINDOWSを編み出した。
そのおかげで、我々は、パソコンが身近なものになり、豊かになった。
人々を幸せにし、彼は、莫大な富を得た。

人間は、想像力だけでは、前に進まない。
あえて、マイクロソフト社の強みに付け加えるのならば、
あとは、先のブログで述べた、「実行力」が求められてくるだろう。
その両輪が駆動し、はじめて、人々に貢献することになる。

果てしなき人間の想像力。
使い方さえ、間違えなければ、
これからも、私たち一人ひとりの想像力は、大きな力となって、世界をより豊かに、より幸せなものにしていくことだろう。




夢はあなた自身をおののかせる

リベリアの大統領は言う。
If your dreams do not scare you,they are not big enough.

                 President Sirleaf

夢は、あなた自身をおののかせるくらいのものでなければ、あなたにふさわしいくらい大きな夢だと言えない。


(引用) unicef news 2013 WINTER vol236,元日本ユニセフ協会 海外インターン 荒木美恵子,平和構築への努力~教育を通して~,公益財団法人日本ユニセフ協会

アフリカのリベリアは、人口399万人。5歳未満児死亡率は、103(2010年)/出生1,000人あたりという。
また、無事に生まれ育っても、教育は無料のはずなのに教科書代等が必要など、「平和構築」は聞こえの良い言葉だが、実行するとなると難しいと荒木氏は言う。

今まで、人間は、創造力によって文明を切り開いてきたところがある。
この一家に一台のパソコンだって、20年前には考えられなかったことだ。

ただ、世界のほんの一人握りの人たちが、幸せを享受できる社会でいいはずがない。
まだ、世界を見渡せば、多くの女性や子供たちをはじめとした人たちが、人間らしい生活を営むことができないでいる。

夢は、利己的なものからはじまってもいい。
ただ、人間は誰しも夢の究極として、リベリアの大統領の思いと同じように、自国民の「平和の構築」となっていくのだろう。

その夢は、とてつもなく、大きなものかもしれない。
しかし、創造力を働かし、一歩ずつ、夢に向かって、歩くことはできる。

荒木美恵子さんの手記を拝読し、新年早々、私たちが簡単に言う「平和の構築」の難しさと、現状に立ちすくんではいけないという希望を胸に抱いた。
やがて、勝つのは、希望、そして私たちの愛だと思う。

荒木美恵子さんの益々のご活躍、ご祈念申し上げます。