2018年11月18日日曜日

自動車過依存

自動車の過依存が進むと、自動車事故や大気汚染や自動車インフラ費用の拡大、都市空間の巨大化、買い物難民の増加、健康阻害や医療費の増大など多岐にわたる症状が現れる。
コミュニティによる地区経営、大野秀敏(編集委員会代表・執筆)、鹿島出版会、2018年、180

なるほどと思った。確かに私たちの生活には、都心に住まない限り、自動車による移動は欠かせない。
買い物難民の増加は、自動車に乗れなくなった高齢者のことを指す。今ではアマゾンでポチッとすれば宅配してくれるが、パソコンが苦手な高齢者は、自分で買い物にも行けないし、アマゾンなどのネットショップの便利さを享受することができない。

また、自動車の過依存により、健康阻害や医療費の増大まで引き起こすと指摘していることは、私も興味深い。
以前、テレビを見ていたら、都心部に単身赴任した男性は、歩く機会が増えて、体重がおちてキープできていると言っていた。
通勤が自動車の私は、以前、歩くことが極端に少なかったように思う。そのことを反省し、今では、昼休憩や帰宅後、時間が許す限り、歩くこととしている。
おかげさまで、半年間、毎日一万歩以上歩くように努め、体重も4㎏ほどおちた。健康診断も数値が改善された。何より、歩くことにより、ストレス解消になるのが一番うれしい。

自動車の過依存により、個人の健康からインフラ費用の拡大まで、大きな課題を引き起こす。これから、私たちのまちをどのようにしていきたいのか。その議論の一つに、自動車の過依存についてもテーマとして加えておくべきであろう。