2020年6月28日日曜日

God will never give more than you can bear.

「20日間、休みなしで高校に通っている。」
ふと、昨日、高3になる息子が漏らした言葉に耳を疑った。

新型コロナウイルスの影響によって、受験生の心が揺れ動いている。
安倍首相は、令和2年3月上旬からの小・中・高の臨時休業を要請した。
それから、3ヶ月程度、子どもたちは、学校に通うこともできず、家にいることを強いられた。

目に見えぬ感染症との闘い。
殊に、受験生にとっては、自分との闘いでもある。
学校も閉じていて、友達と語らうことも許されない。
いま、友達は、どこまで勉強が進んでいるのだろうか。
いま、普通に学校があれば、どこまで授業で学んでいるのだろうか。
外出もままならない、閉鎖された空間で、孤独な時間が進んでいったことだろう。

6月から、本格的に学校が再開した。
一時、国では、9月入学の構想を打ち出したが、頓挫した。
そのため、大学入試センターは、来年も1月に実施されることが決まった。

いま、私達ができることは、新型コロナウイルスによる第二波の影響を最小限に抑えることだ。
いや、もうすでに第二波の兆候はみられる。
5月上旬には、いち早く「緊急事態宣言」出して封じ込めに成功した北海道で、第二波が襲った。
また、政府は、6月19日に県境をまたぐ移動を全国解除した。
しかし、その後、東京において、連日のように、新規感染者が50人を超えてきている。
人々の感染リスクに対する意識が薄れる中、第二波の襲来は、近い将来に起こりうるのではないかと誰もが懸念する。

全国に第二波が襲来し、また、学校が臨時休業になったらと思うと、ゾッとする。
とりわけ、受験生にとっては、また振り回されることになるかもしれないからだ。
専門家会議が提言した「新しい生活様式」を一人ひとりが実践し、なんとしてでもウイルスの脅威を排除しなければならない。

私の好きなYOSHIKIは、あるテレビ番組(※)で、コロナ禍における私達に次のメッセージを届けてくれた。

God will never give you more than you can bear.
神は耐えられない試練を人に与えない。

受験生の皆さんへ
皆さんなら、きっと、この困難を乗り越えられるはずだ。
努力は決して裏切らない。
また、「夜明け前が一番暗い」とも言われている。

来年春、希望に満ちた桜が咲き誇る中、皆さんが笑って、新しい道を歩み始めることができますように。

私は、皆さんの頑張りを応援しています。

※R2年4月24日放映 「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)