2019年3月10日日曜日

10箇条

1 自らが高潔な人物になることから始める
2 尊敬を得られることに投資する
3 周りの人を啓発する
4 達成したい目標を明確にする
5 共通の夢を形成する
6 全社員に情報を共有する
7 建設的な意見の相違を尊重する
8 謙虚にふるまう
9 ウィンウィンとなる交渉をする
10 信頼できる人を見極め、10箇条を注意深く実行する

(引用)
スタンフォードでいちばん人気の授業、佐藤智恵、幻冬舎、2017年、186-187

ジェットブルー航空は、アメリカのLCC航空会社であり、「北米エアライン顧客満足調査」1位の常連である。
インターネット検索をしてみても「ジェットブルー航空の神対応」ということで、多くの事例が紹介されている。
社員一人ひとりにホスピタリティ精神があったからこそ、ジェットブルー航空は、競争が激化しているアメリカの航空業界で生き残り、勝ち進んできた。

なぜ、ジェットブルー航空は、他社と差別化を図り、ホスピタリティ精神に満ち溢れているのだろうか。
これは、創業者のデビッド・ニールマン氏とスタンフォード大学経営大学院でジェットブルー航空の取締役を務めるピーターソン教授が築き上げた社風によるところが大きい。
では、どのように社風を築き上げたのだろう。
これは、デビッド・ニールマン氏らが前述の10箇条を実践してきたからにほかならない。
その10箇条の核には、「人間性」がある。

3月24日は、ホスピタリティの日である。
人にあたたかな会社は、これからも継続し続ける。
そのために、この10箇条を意識していこう。

3月の静かな雨が降る休日に、そんなことを思った。